効率で失った物
皆さん職人さんの、見て盗め!についてどう思いますか?
とても非効率ですよね。
教えればすぐにとりあえずは出来るようになることが多い
と思います。
多分ですよ、中には苦労して会得した技術を簡単に教え
たくないとか、教えて出来るようになってしまうことで、
自分の立場を守れなくなるといった理由もあるのかも
しれませんね。
現代は非効率を嫌う世の中ですから、昔のような
職人文化は無くなってきているような気がします。
学校や習い事で、基本を学んでから現場に入る。
使う方も使われる方もストレスは少なくて済みます。
現場でもマニュアルを作り、わからない事を積極的
に潰します。
その結果、何かが失われましたね。
よく師匠を超えるといいますが、これが難しく
なると思います。
そもそも師匠が居ないということでもあるんで
すが、なんでも困る前に問題が解決してしまって
いるわけです。
つまり、受動的な人間になってしまうと思います。
困らないから考える事もしないでしょう。
考えることを潰してしまって無くなっているわけですから。
見て盗めは実はものすごく大切なのかもしれません。
困りますから考えます。教えてくれないから考えます。
とにかく考えなければ前に進みません。
この能動的な人間を育てるプロセスがいつか師匠を
こえる時を迎える為に必要不可欠なんだと思います。
僕はソニーが大好きなんですが、ソニーを代表する
商品にウォークマンがあります。
それまでなかった考えをこの世に生みました。
井深さんがどのような人なのかは知りませんが、
能動的な人であったことは間違いないと思います。
確かに効率は大切です。非効率は短期的な利益を奪います。
でも昔ながらの職人さんの、見て盗め!を今一度
見直すべきなのかもしれないと思います。
